交通事故 解決事例集
大阪府和泉市50代男性が、後遺障害等級第14級9号に認定された事例
依頼者について
- 年齢
- 50代
- 性別
- 男性
- 住所
- 大阪府和泉市
- 受傷部位
- 傷病名
- 頚椎捻挫・腰椎捻挫・背部挫傷
- 治療期間
- 5.1ヶ月
- 後遺障害等級
- 第14級9号
- 解決方法
- 交渉
ご依頼から解決までの期間：
9.1ヶ月
9.1ヶ月
前後比較
弁護士ご相談前
後遺障害等級
認定前にご依頼
弁護士交渉後
後遺障害等級
第14級9号
事故発生～解決まで
- 事故状況
- 本件は，ご依頼者様の運転する自動車が信号待ちで停止中，後方から走行してきた相手方の自動車に追突されたという事故対応でした。
- ご相談の経緯
- 治療の終了時期，後遺障害申請手続，その後の示談交渉について，ご不安があるということでご相談に来られました。
- 弁護士の対応方針
- ご依頼者様は，治療を継続して症状が回復しつつも，なおも一部の症状が残存している状態でした。
そして，相手方保険会社は，必要かつ相当な治療期間が既に経過していると判断し，ご依頼者様がご相談に来られたときには，治療費対応の打ち切りをしようとしている状況でした。
そこで，相手方保険会社と交渉し，まずは早期治療費支払の打ち切りを回避し，後遺障害申請準備に必要な治療・検査期間を確保した上で，なおも残存する症状については後遺障害申請手続へ移行し，等級認定結果を待った上で示談交渉を開始するという方針を立てました。
- 解決のポイント
- 事故態様の激しさや症状の緩解状況を踏まえて相手方保険会社の担当者と交渉した結果，1か月以上の治療期間を確保することできました。
そして，ご依頼者様はその後も治療を継続されたものの，一定の神経症状が残存したため，予定通り，後遺障害認定の申請手続を行うこととしました。
本件においては，ご依頼者様の症状の存在を証明できるだけの明白な他覚所見が存在しなかったため，申請にあたっては，各検査結果とご依頼者様が訴える症状との整合性を一つずつ丁寧に拾い上げ，医学的に合理的な説明が可能な症状であることを意見書にて補充しました。
その結果，後遺障害として第14級9号が認定されました。
その後，相手方保険会社に対し，後遺障害慰謝料及び逸失利益を含む賠償を請求したところ，当初は双方の主張する損害額について大きな開きがありましたが，過去の裁判例を基に交渉を継続し，最終的には裁判所基準をベースにした，当方に有利な金額での示談解決に至りました。
弁護士のコメント
後遺障害認定の申請手続を行う場合，結果が出るまで数ヶ月期間を要するため，解決までの期間が長期化することは避けられません。
被害者の方にとって，申請を行うかどうか悩まれることは少なくないと思います。そのような場合には，ご自身だけでご決断される前に，弁護士に相談されることをお勧めいたします。