交通事故 解決事例集
大阪府堺市20代女性が、後遺障害等級第12級10号に認定された事例
依頼者について
- 年齢
- 20代
- 性別
- 女性
- 住所
- 大阪府堺市
- 受傷部位
- 傷病名
- 頸椎捻挫、右手首関節捻挫、腰部捻挫、頭痛
- 治療期間
- 5.0ヶ月
- 後遺障害等級
- 12級10号
- 解決方法
- 交渉
ご依頼から解決までの期間:
7.6ヶ月
7.6ヶ月
前後比較
弁護士ご相談前
後遺障害等級
認定前にご依頼
弁護士交渉後
後遺障害等級
12級10号
事故発生~解決まで
- 事故状況
- 本件は,信号機がある交差点を,青信号で直進していた依頼者の車が,信号無視をして右方向から交差点内に進入してきた車と衝突し,依頼者の車が横転したという事故でした。
- ご相談の経緯
- 依頼者にとって初めての交通事故被害であり,車が横転するという壮絶な体験をされたことから,依頼者が受けた精神的なダメージは大きいものでした。
また,依頼者は,小さなお子様の育児と家事に加えて,怪我の治療のために時間を見つけて通院もしなければならないことから,相手方の任意保険会社との今後の交渉について,ご自身で対応できるのか不安を覚えて,当事務所にご相談くださいました。
- 弁護士の対応方針
- 交通事故から間もなくのご相談でしたので,相手方任意保険との交渉窓口をすべて私どもが担うことで,怪我の治療に専念していただくことはもちろん,治療終了後の示談交渉を見据えて,治療を終えるまでに発生した通院慰謝料や休業損害等の損害について,弁護士が提案する裁判所の基準による損害額で適切な請求ができるように,資料を取り寄せたり,依頼者とコミュニケーションを密にして治療状況の把握に努めました。
また、お車の損害についても、最大限の適切な修理金額を相手方任意保険会社に請求し、満足のいく修理をしていただくために、車両損害の資料を収集して検討いたしました。
- 解決のポイント
- 幸いにも,交通事故から約5か月で,依頼者の怪我の症状は改善しました。
そこで,相手方任意保険会社に提示する損害額について,特に慰謝料及び休業損害を中心に検討しました。
慰謝料は,診療報酬明細等の通院の資料を収集し,治療内容や通院日数,通院期間を確認して,裁判所基準で算出しました。
また,依頼者からの聴き取りを踏まえて,事故当時及びその後の2か月間は,依頼者は会社員であったものの育児休業中で,無給だったことから,国が公表している統計資料にある女性の平均賃金を基に,1日あたりの賃金額を算出し,育児休業中は家事従事者として休業損害額を算出し、仕事復帰後は、通常勤務を前提として育児休業前の平均賃金を基礎に休業損害額を計算しました。
そのうえで、計算根拠を示した資料を添付して相手方任意保険会社に請求を行いました。
これにより,相手方任意保険会社においても,本件が裁判に移行すれば結局当方の提示金額が認容される可能性が高いことを理解してもらい,当方の提示金額をベースとした協議が可能となり、交渉を重ねた結果、ほぼ請求通りの損害賠償を得ることができました。
またお車の損害については、通常、時価額と修理金額とを比べて低い方の金額で賠償されるのが実務の扱いですが、本件は修理額が67万円に対し、時価額40万円であり、時価額での賠償が想定されました。しかし、相手方の任意保険契約に対物超過特約が付帯されていたことから、これを利用して賠償するよう相手方任意保険会社に交渉し、時価額によらずに、修理額、レッカー代及び代車代のすべてについて賠償を受けることができました。
ご依頼者様の声
とても良く対応して下さり、初めて事故をしたし、初めての弁護士さんへの依頼で不安や心配も始めはありましたが、すぐなくなりました。
また、結果も非常に良く大満足です。また何かトラベル等あれば相談したいと思っております。
弁護士のコメント
交通事故に遭ったとき,弁護士に交渉を任せてみたいけど,どのタイミングで弁護士に依頼したらよいか迷っておられる方もいらっしゃると思います。
本件のように,事故直後から弁護士を入れて頂くことにより,早期に慰謝料額や休業損害に関する資料を収集し,示談であっても裁判所で認められる基準で適切な賠償を得ることが出来ましたし,お車の損害についても依頼者の負担のない最大限の賠償を得ることが出来ました。
交通事故に遭われた場合は,適切な賠償を早期に得るために,すぐに交通事故専門の弁護士に相談されることをお勧めいたします。