交通事故 解決事例集
大阪府堺市40代男性の、自転車事故で賠償金を受け取った事例
依頼者について
- 年齢
- 40代
- 性別
- 男性
- 住所
- 大阪府堺市
- 受傷部位
- 傷病名
- 右足関節捻挫,右足背痛,右下腿打撲傷,左肩関節周囲炎
- 治療期間
- 2.7ヶ月
- 解決方法
- 交渉
ご依頼から解決までの期間:
8.7ヶ月
8.7ヶ月
前後比較
弁護士ご相談前
後遺障害等級
-
弁護士交渉後
後遺障害等級
-
事故発生~解決まで
- 事故状況
- 本件は,ご依頼者様がロードバイクにて道路を走行していたところ,右側前方を走行していた相手方車両が,突然ご依頼者様の方へ進路変更したために接触し,その衝撃でご依頼者様が転倒したという事故でした。
- ご相談の経緯
- 上記事故態様であるにも関わらず,相手方保険会社からは過失割合が5:5であると言われ,その十分な理由の説明もしてもらえなかったため,ご相談に来られました。
- 弁護士の対応方針
- 相手方保険会社の主張する5:5の過失割合を前提にすると,物損及び人損いずれにおいてもご依頼者様が受けられる賠償金額は大幅に制限されてしまいます。
本件において,ご依頼者様が適切な賠償を受けるための最大のポイントは過失割合でした。
相手方保険会社としては,ご依頼者様が高速度で走行し,進路変更中の相手方車両に衝突してきたという事故態様を主張しており,ご依頼者様の認識する事故態様と相違がありました。
そこで,ご依頼者様の認識する事故態様が正確であることをいかにして裏付けていくかという点に注力しました。
- 解決のポイント
- 交通事故において,双方の認識する事故態様に相違があることは珍しく,この場合には過失割合が大きな争点となります。
一般的に,過失割合に争いがある場合には,ドライブレコーダーの映像,実況見分調書,車両の損傷写真等の証拠に基づいて交渉を進めていく必要があります。
本件では,ドライブレコーダーの映像はありませんでしたが,実況見分調書を取り寄せ,同調書に記載された内容から,相手方よりもご依頼者様の認識する事故態様が調書の内容に整合しており,ご依頼者様の認識の方が正確であることを裏付けていきました。
書面も交えながら粘り強く交渉を続けた結果,相手方保険会社は過失割合について当初の主張割合から徐々に譲歩していき,最終的には当方主張の過失割合
(1:9)及び損害金額をベースとした金額で示談に至りました。
本件は双方の主張する過失割合に開きが大きく,訴訟や調停の利用も視野に入れた事案でしたが,結果的に訴外での示談によって解決することができました。
ご依頼者様の声
質の低い相手保険会社とのやり取りを全て引き受けていただき、かつ最高の結果を出していただき感謝しております。もしまた何かあった際にはお世話になりたいと思います。
弁護士のコメント
過失割合の交渉については,過去の裁判例を踏まえた上で,客観的な証拠の分析が必要となる事案がほとんどであり,ご本人様の方で交渉されるよりも,弁護士から交渉した方が有効と考えられます。
相手方保険会社の主張する過失割合について疑問がある場合には,弁護士に相談されることをおすすめいたします。